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川村 剛道 Takamichi KAWAMURA
磐田営業所 所属
入社年/2015年 専攻/子供コミュニケーション学部
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入社からこれまでのキャリア

  • 運輸事業部

    管理課による運転基礎教育課程にて、バス運転者の資格を取得(3カ月)
  • 運輸事業部 磐田営業所

    約1カ月半の研修期間を経て、路線バスの運転者として地域の足を支える(現職)

入社理由

実は、バス運転者という仕事を初めて意識したのは、就職活動で遠州鉄道の募集情報と出会ってからです。その時点で、他社から営業職で内々定をいただいていました。ただ、もともとお客様との距離感がより近い仕事に憧れがありましたし、自分の仕事が目に見える形で人の役に立つところにも魅力を感じて、遠州鉄道を志望しました。新卒の進路としてバスの運転者という選択をするにあたり、これからどんどん若手を入れていくという会社の熱意に挑戦する気持ちを刺激されたのも、入社動機につながっています。

現在の業務について

入社してまだ1年たっていませんが、秋から路線バスの運転者としてお客様の輸送を任せていただけるようになりました。入社前までは普通自動車しか運転したことがなかったので、この約半年間を振り返るとずいぶん長い時間がたったように感じます。それほど濃密な期間だったのでしょうね。
新卒のバス運転者への道は、まず免許の取得から始まります。僕は同期の2人と一緒に遠鉄自動車学校に通い、大型2種免許を取得しました。自動車学校へは3月から通い始めましたが、費用は会社が負担してくれました。
入社して、1カ月たつと三方原営業所で実際のバスを使った教習が始まり、バスの運転感覚を覚えていきます。この教習では、床に立てた木の柱を倒さないよう、常にスムーズに運転しないといけないのですが、これが実に難しかったですね。それに緊張感も並みではありません。1辺5~6cm長さ30cmほどの角材を教官とその他の教習生がジッと見つめている中、倒さないようバスを走らせるのですから。教習中は、時に競い、時に励まし合える同期の存在がとても心強く感じました。
そして7月中旬に行われる卒業検定に合格すると、晴れて営業所に配属となります。が、引き続き先輩運転者のマンツーマン体制で実際の路線を使った教習を受け、ひとりでバスを運転できるようになるまでに、さらに1カ月以上を費やします。こうして、ようやく一人前の運転者として乗務が認められます。

会社の魅力・仕事のやりがい

路線に出るようになると感じるのが、バスを走らせるのは、走る、曲がる、止まるといった基本操作だけではないということです。操作だけなら、お客様を乗せるプロの運転手として、少なくとも最低限の技術は身に付けられている自負があります。営業所の先輩からは「まだまだ」とツッコミが入りそうですが、それを満たしていなければ、そもそもお客様をお乗せできません。足りないと思うのは、それらの基本操作の端々に気遣いができ、バスの動きに1枚オブラートをかけたような運転です。抽象的ですが、どんなお客様にも不快を感じさせない丸みのある運転を追求しています。
また、自分がバスを走らせるようになって初めてわかったのが、バスを定時運行するのは想像以上に難しいということ。乗降するお客様の数、年齢、路上の交通量、信号機のタイミングなど、驚くほどたくさんの要素が影響します。「この先混むな」と思っても、バス停を定時前に発車することは許されませんから、遅れてしまうことが多くなります。
ただ最近、「道路が混雑していて遅れが出ています。ご迷惑をお掛けいたします」というアナウンスを入れるだけでも、お客様の気分を随分和らげることができることを知りました。お客様にとって、何が起きているのかわからない、見通しが立たないという状況が一番不安なんですね。だから近頃はできるだけ状況説明をして、お客様に不安を与えないように心がけています。その効果なのか、若い運転手は珍しいからか、乗降時に声を掛けてくださるお客様が増えてきました。そんなお客様たちに、「彼のバスはいいね」とシンプルに感じていただけたら、運転者冥利に尽きますね。
お客様を安全に、時間通りに目的地に届ける使命の中であれこれと気を遣うのは、大変だと感じることもあります。ですが、それがプロとして胸を張るための第一歩だと思いますし、モチベーションの源にもなっているんです。
1日の流れ

6:00

出社 出社時間は毎日違います。運転者の働き方は運行表によって決まっています。まずはアルコールチェック。本日の運行表を確認し、車両点検後に運行管理者の始業点呼を行います
※始業点呼とは…免許証提示、自身の健康状態と車両状態の報告

 

出庫 実際の運転となると一人の世界。一番大切なのはお客様の安全と快適性。アクセルやブレーキの踏み方にも細心の注意を払います

 

運行乗務 運行内容は日によって違います。路線バスは浜松駅や磐田駅を起終点として約50路線ありますが、そのうち磐田営業所では約15路線を運行しています

12:00

休憩 昼食休憩中は職場の仲間とのコミュニケーションの場。プライベートな話題から道路状況などの情報交換をするときもあります

 

入庫 本日の乗務が無事終わったら、運賃箱から金庫を抜き事務所へ届けます。車両の点検、清掃をし運行管理者の終業点呼を受けます。最後にアルコールチェックをし終了となります
※終業点呼とは…本日の運行に関する報告、車両状態の報告

19:00

終業 終了時間も毎日違います。運転者の働き方は運行表によって決まっています
message
遠州鉄道が、運輸サービス職として私のような新卒のバス運転者を採用したのは約50年ぶりです。しかしこれからは毎年募集を行っていく予定だそうです。運輸サービス職は若手のうちから現場を経験し、将来はその経験を活かした運行管理者などの管理職としての役割を期待されています。私たちと一緒に「元気な遠鉄バス」を走らせ、盛り上げていってくれる仲間が増えていくことを期待しています。
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